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山口すず夏プロゴルファー

2000年8月2日生まれ、神奈川県相模原市出身。160センチ、A型。7歳からゴルフを始め、15年「全米女子オープン」日本地区予選会2位。日本人史上最年少14歳でメジャー出場。18年「豪州女子アマ」で日本人初優勝。同年米女子ツアー最終QT36位資格で出場権を獲得。18歳でプロ転向。米ルーキーイヤーの昨季は賞金ランク150位。2年目の今季は初優勝を目指す。得意クラブはパター。環境ステーション所属。

練ラン後に気付いた「荒れたドライバー」の原因を生かして

公開日: 更新日:

 20日に東海岸フロリダから西海岸カリフォルニアへ移動し、22日は「KIAクラシック」(25日開幕)のアビアラGCで1回目の練習ラウンドでした。

 米国のコースにしてはアップダウンがあり会場のフェアウエーはデコボコしており、状態があまりよくありません。

 芝の成長もいまひとつ。砂っぽいところもあってマンデートーナメントではプリファードライが採用されました。試合も同じルールで行われると思われ、ライが悪いところではボールを動かすことができ、チャンスを生かしたいと思います。

 LPGAはコロナ禍のため、練習ラウンドのティータイムはオンライン予約になり、イエリミ・ノ(米国)と一緒でした。

 彼女は1つ年下の19歳。身長は私より10センチ高く、スタイルもいい美人プロです。ジュニア時代は「USガールズ」に優勝するなど、実績があり、ショットが飛び、ゴルフも上手です。

 2019年Qシリーズの時に一緒に回ってから仲がよく、イエリミが日本のスイーツが好きだという話で盛り上がりました。

 練ランではドライバーがちょっと荒れて、ターゲットより10ヤードぐらい左へ行ってしまい、それを嫌って逆球の右プッシュも出ました。

 左へのミスは、自信がないままバックスイングを始めて、上半身と下半身が一緒に回ってしまいフェースがかぶってしまったのが原因です。

 ラウンド後の練習場で、クラブの上げ方が悪かったと気付き、すぐ修正できたので一安心です。

 もうひとつ要注意はポアナ芝のグリーンです。

 ボールがポンポン弾むように転がり、ある程度しっかり強めに打たなければ芝に負けてしまいます。芝目があって、ライン読みが難しいので気を付けたいと思います。

すっかり慣れた長時間待ち

 今回の移動ではLAの空港でちょっとしたトラブルがありました。昼0時30分に到着し、レンタカーを借りるためダラーのオフィスに向かったら、屋外まで長い行列ができていたのです。

 どうやらコンピューターシステムの故障で、2人しかいないスタッフが手書きで対応して、作業が遅々として進まないのです。

 父ヒロユキと、「どうしようもないねぇ」「長いなぁ」と話しながら、結局、レンタカーを受け取るまで4時間もかかりました。

 急いでいなかったからよかったけれど、1月に再渡米した時もLAの空港入国審査に3時間ぐらい待たされ、乗り継ぎの飛行機に間に合わなかったことがありました。

 そんな時も、「米国だからしょうがない」と長時間待たされることにも慣れて、もうイライラしません。悪いものは空港で全部出し切ったと考え、試合ではきっといいことがありそうです。
 

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