練ラン後に気付いた「荒れたドライバー」の原因を生かして
20日に東海岸フロリダから西海岸カリフォルニアへ移動し、22日は「KIAクラシック」(25日開幕)のアビアラGCで1回目の練習ラウンドでした。
米国のコースにしてはアップダウンがあり会場のフェアウエーはデコボコしており、状態があまりよくありません。
芝の成長もいまひとつ。砂っぽいところもあってマンデートーナメントではプリファードライが採用されました。試合も同じルールで行われると思われ、ライが悪いところではボールを動かすことができ、チャンスを生かしたいと思います。
LPGAはコロナ禍のため、練習ラウンドのティータイムはオンライン予約になり、イエリミ・ノ(米国)と一緒でした。
彼女は1つ年下の19歳。身長は私より10センチ高く、スタイルもいい美人プロです。ジュニア時代は「USガールズ」に優勝するなど、実績があり、ショットが飛び、ゴルフも上手です。
2019年Qシリーズの時に一緒に回ってから仲がよく、イエリミが日本のスイーツが好きだという話で盛り上がりました。
練ランではドライバーがちょっと荒れて、ターゲットより10ヤードぐらい左へ行ってしまい、それを嫌って逆球の右プッシュも出ました。
左へのミスは、自信がないままバックスイングを始めて、上半身と下半身が一緒に回ってしまいフェースがかぶってしまったのが原因です。
ラウンド後の練習場で、クラブの上げ方が悪かったと気付き、すぐ修正できたので一安心です。
もうひとつ要注意はポアナ芝のグリーンです。
ボールがポンポン弾むように転がり、ある程度しっかり強めに打たなければ芝に負けてしまいます。芝目があって、ライン読みが難しいので気を付けたいと思います。
すっかり慣れた長時間待ち
今回の移動ではLAの空港でちょっとしたトラブルがありました。昼0時30分に到着し、レンタカーを借りるためダラーのオフィスに向かったら、屋外まで長い行列ができていたのです。
どうやらコンピューターシステムの故障で、2人しかいないスタッフが手書きで対応して、作業が遅々として進まないのです。
父ヒロユキと、「どうしようもないねぇ」「長いなぁ」と話しながら、結局、レンタカーを受け取るまで4時間もかかりました。
急いでいなかったからよかったけれど、1月に再渡米した時もLAの空港入国審査に3時間ぐらい待たされ、乗り継ぎの飛行機に間に合わなかったことがありました。
そんな時も、「米国だからしょうがない」と長時間待たされることにも慣れて、もうイライラしません。悪いものは空港で全部出し切ったと考え、試合ではきっといいことがありそうです。