松山英樹マスターズ連覇へ弾み!ドライバーの精度が格段アップ、苦手ハワイでの成果も吉
【ソニー・オープン】3日目
ムービングサタデーに63の猛チャージをかけて単独2位に浮上した松山英樹(29)。平均飛距離309.5ヤード、フェアウエーキープ率78.57%、パーオン率72.22%といずれも平均を大きく上回り、7バーディー、ノーボギーの完璧なゴルフだった。
これまで会場とは相性が悪かった。フラットな林間コースだが、ドッグレッグホールが多く、ティーショットの狙いどころが絞りにくい圧迫感のあるレイアウトを苦手にしていたからだ。
アマ時代から過去8度出場して予選落ち3回、セカンドカット1回、最高成績は2020年大会の12位とトップ10が一度もなかった。そんなコースへの苦手意識を払拭する好プレーだった。
「今年はマスターズ連覇の期待もかかりますが、松山は他のメジャーでの優勝も目指しており、オフだった昨年12月はドライバーのストレートドローボールに磨きをかけてきました。その成果がさっそくハワイで表れたということでしょう。ホール幅が狭いワイアラエCCでフェアウエーをとらえることが多く、ドライバーの自信を深めて来週の『ザ・アメリカンエキスプレス』から始まる米西海岸シリーズに弾みをつけたといえます」(米ツアー記者)