渋野日向子も避けて通れない過酷な米国のゴルフ環境 試合ごとに芝への対応が求められる

公開日: 更新日:

 渋野日向子(23)のLPGAツアー本格参戦が今年から始まる。

 かつて日本人プロが海外に挑戦する時は、1年目に移動手段と宿の確保を覚える。2年目は食事や言葉に慣れて、3年目になってようやくゴルフに集中できる──と、戦うための準備に3年計画が必要と言われた。

「いまではネットで飛行機チケットや宿を予約できるので、昔ほど転戦は大変ではありません。それに渋野はスポットで何度も米国の試合に出場しています。ただ、米国は東海岸と西海岸で3時間の時差があって、移動は日本より過酷です。試合会場はだいたい田舎で、最寄り空港からフリーウエーを2~3時間も走ることがあり、深夜便でローカル空港に向かうこともあります。米国に拠点を設けるか、ホテルを転々とするかによっても違いますが、宅配システムが完備されていませんから、キャディーバッグなど大荷物を持っての転戦になります。シブノはスタッフも多く、体一つで動けばいいでしょうが、慣れないうちは疲れるでしょう」(LPGAツアースタッフ)

■地域によって違う芝

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • ゴルフのアクセスランキング

  1. 1

    笹生優花、西郷真央、原英莉花らを輩出したジャンボ尾崎アカデミーは「ゴルフ教室」にあらず

  2. 2

    米女子ゴルフ初参戦の竹田麗央 あるぞ初戦でいきなりV争い【日本時間今夜開幕】

  3. 3

    原英莉花を待つ米女子下部ツアーの厳しい「数字」…移動も過酷、ギャラリーもほぼゼロ

  4. 4

    令和を迎えたツアープロのランチ事情…プロがまともな食事がとれませんからキャディーはなおさらです

  5. 5

    竹田麗央が活躍できるかは「小技」次第…米ツアーデビュー戦初日は4位タイ発進!

  1. 6

    川淵三郎さん(2)打ち込んでしまった先にいたのは、なんと田中角栄さん。「えらいところまで打つね」と褒められた

  2. 7

    竹田麗央は「外国人キャディー」と組んで大正解!海外参戦経験プロが語るこれだけのメリット

  3. 8

    全国を巡ってきた僕がイチ押しの温泉は鹿児島県姶良市の重富温泉…望みをすべて叶えてくれる癒やしの施設

  4. 9

    トーリーパインズの厳しい戦いを見て悪条件を大歓迎したジャンボ尾崎の「格言」を思い出した

  5. 10

    オフの今、女子プロがすべきこと、やってはいけないこと…寒い時期だから焦りは禁物

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    生島ヒロシが“一発アウト”なら「パーソナリティー一斉退場」の声も…“不適切画像”送信降板とTBSラジオの現状

  2. 2

    東野幸治とハライチが春の番組改編で大ピンチ…松本人志、中居正広のスキャンダルでトバッチリ

  3. 3

    『いままでありがとうございました』

  4. 4

    カンニング竹山がフジテレビ関与の疑惑を否定も…落語家・立川雲水が「後輩が女を20人集めて…」と暴露

  5. 5

    フジテレビ日枝久相談役に「超老害」批判…局内部の者が見てきた数々のエピソード

  1. 6

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  2. 7

    巨人今季3度目の同一カード3連敗…次第に強まる二岡ヘッドへの風当たり

  3. 8

    中居正広「華麗なる女性遍歴」とその裏にあるTV局との蜜月…ネットには「ジャニーさんの亡霊」の声も

  4. 9

    フジテレビ問題が小池都政に飛び火! 東京都には数々の「日枝案件」…都議会で追及の的に

  5. 10

    フジテレビは日枝久氏を切れないのか? 取締役会で「辞任」に言及なし、トップ居座り決定