久保建英も「セットプレー誘うプレー増やせれば」 得点力不足打開へ必要なのは前線の仕掛け
元サッカーダイジェスト編集長の六川亨氏は「まさに言い得て妙ですね」とこう続ける。
「久保が言うように、アジアでの戦いは相手がガチガチに引いて守ってくるケースが多いのにセットプレーでの得点がないのは、ボールを持った前線の選手がドリブルなど勝負を仕掛けることが少なく、得点が狙える位置でファウルをもらえないからです。勝負してボールをロストすればカウンターを食らうリスクはあるが、パスを回しているだけでは点は入らない。特に中国戦は3点以上は決めたい試合。前線のFW大迫やMF南野はもっと意識して仕掛けて欲しい。後半に相手が疲れたところでファウルを誘い、久保のフリーキックが使えれば、森保監督にとって重要なオプションになります」
現在B組2位の日本は、ホームでの2試合で勝ち点6をゲットして同組1位を狙いたい。もし2連戦で3位に転落するようなら、森保監督の解任論が再燃する可能性もある。
久保が絶妙FKをズバッと決め、正CBの吉田と冨安抜きの不安を吹き飛ばし、指揮官のクビをつなげるか──。