今どき若手女子プロが描く「勝利の方程式」 目標はあくまで海外メジャーV、国内は踏み台
【Tポイント×ENEOSゴルフ】第1日
雨によりスタートが4時間遅れた初日は日没サスペンデッド。全員がホールアウトできなかった。4アンダーの暫定首位につけているのはルーキーの天本ハルカ(23)。同期の佐藤心結(18)は1オーバー、尾関彩美悠(18)は3オーバーでホールアウトした。
昨年の日本女子アマを制した尾関は岡山作陽高出身で渋野日向子(23)の後輩。同年の日本女子オープンでも11位に入り、プロテストは宣言通りトップ合格の実力者だ。
佐藤はプロテスト受験前のスタンレー女子ゴルフで渋野とプレーオフを戦い惜敗した。この試合に優勝していれば、テストを受けずにプロ転向できたし、本人も史上8人目のアマVを狙っていた。近年のトップアマにとって大それた話ではない。
佐藤は昨年の日本女子アマ3位で渋野に負けた試合はツアー4戦目。佐藤に限らず、ツアーに推薦で出場するアマが上位にくることはよくある。プロに臆することなく本気で勝ちにきている。宮里藍、畑岡奈紗、古江彩佳のように、アマで優勝し、プロ転向を考えているのだ。