今オフFA市場の目玉の1人 日本ハム加藤貴之の武器は「再現力」QS率79.2%はリーグ2位
今オフのFA市場で目玉のひとりとなっているのが日本ハムの左腕・加藤貴之(31)だ。
今季は24試合に先発し、ここまで7勝9敗。負け越してはいるものの、3完投で防御率はリーグ6位の2.87をマークしている。
昨季は22試合で8勝7敗、防御率2.01。規定投球回以上でのシーズン史上最少記録の与四球「11」でプロ野球界に名前を刻んだ。
昨オフの契約更改で球団の複数年提示を固辞して臨んだ今季、メジャーでも投手の重要な指標とされるクオリティースタート(6回以上を自責点3以内)率79.2%はオリックス山本由伸に次ぐ2位の数字だ。
「個人の問題。(シーズンが)終わってから、しっかりと考えたい」
自身の去就について言葉少なに語った加藤貴之に対し、ロッテを筆頭に複数球団が水面下で獲得調査を行っている。権利を行使さえすれば、大型契約が待っているともっぱらだ。
安定感が飛躍的に増したのは昨季から。本人にそのワケを聞くとこう言っていた。