アジア杯イラクの日本戦ジャイキリが快進撃の中東諸国に勇気を与えている
特にイラクのジャイキリは、現地でも大きな話題になっている。
カタールの政府日刊紙「Al Sharq」が連日発行しているアジアカップ2023特別号は、20日の紙面でイラクの日本撃破を全16ページの約半分を使って大々的に報道。前半に2ゴールを挙げた殊勲の背番号18、アイメン・フセインの写真を何枚も掲載し、英雄扱いしていた。
前評判の高かった日本選手の写真は1枚も見当たらず、久保建英(レアル・ソシエダ)や冨安健洋(アーセナル)など知名度の高い選手のことも取り上げられていなかった。
それだけイラクの偉業達成はカタールでも驚きを持って受け止められたのだ。
■「イラク・ジャパン、2-1」とからかわれ…
メインメディアセンターにいても、ヨルダンやシリアなどアラブ諸国の記者が筆者のところにやってきて「日本はどうなってるんだ」「何が起きたのか話を聞かせてくれ」と次々とやってきた。試合後は作業山積だったため、あまり対応できなかったのだが、「日本が想像よりも強くない」といった認識になりつつあるのは悔しい限りだ。