夏の甲子園3回戦で全滅も…前橋商の住吉信篤監督が語っていた「公立校の意地」
開催中の夏の甲子園。13日に行われた第9日目の第2試合で市和歌山(和歌山)が神村学園(鹿児島)に敗れ、公立校勢はすべて姿を消した。
私学は推薦や特待枠で選手を集めて鍛え上げるのに対し、公立校はそうはいかないし、施設面でも劣る。圧倒的に不利な環境ではあるが、「私立優勢の時代だからこそ、私立校に勝ちたい」と話したのが前橋商の住吉信篤監督(49)だ。
夏の甲子園に群馬勢から公立校が出場するのは実に11年ぶりだった。大舞台では初戦のクラーク国際に敗れてしまったが、住吉監督は公立校としての“意地”についてこう話していた。
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──群馬では公立校の夏の甲子園出場は11年ぶり。私学への競争意識はありますか。
「群馬は私立校優勢の時代だからこそ、私立校に勝ちたいという思いで私も生徒もやっています。その気持ちは強いですね」
──住吉監督ご自身も前橋商出身です。
「当時は前橋工、高崎商、前橋商が強かった。私は前橋商がセンバツ出場を決めた年に、その影響で入学したんです。でも時を経てみるみる私立が力をつけて……だからこそ、なんとかしてやろうという気持ちが強くあります」