十両朝乃山が初日から5連勝 大関時代の悪癖&欠点克服は「あせる必要なし」
さすが元大関である。
12日、十両の朝乃山(28)が魁勝に勝利。初日から負けなしの5連勝となった。
【写真】この記事の関連写真を見る(10枚)
大関時代の2021年5月場所中に、協会が定めた新型コロナ対策のガイドライン違反がバレ、6場所出場停止処分。昨年7月場所で三段目から出直すと、順調に復帰街道を突き進んでいる。
今場所は十両12枚目。仮に全勝なら来場所で返り入幕を果たせるが、遅かれ早かれ幕内復帰は時間の問題だ。
しかし、だからといってすんなり大関の地位に戻れるとは限らない。朝乃山は右差し左上手の型を持つが、立ち合いから安易に右を差す悪癖があり、大関時代は対戦相手に左脇を固められると攻め手に窮する傾向があった。果たしてこの2年弱で相撲ぶりに変化はあるのか。