19歳落合が最速新十両昇進!中高恩師が明かす“令和の怪物”意外な長所と武器「体育祭のリレーでは…」
「1場所で上がれると思っていなかった。次の3月の大阪で関取を目指すつもりだった」
25日、こう言って頬を緩ませたのは宮城野部屋の落合(19)だ。この日、日本相撲協会の番付編成会議で、昨年12月入門から史上最速となる所要1場所での十両昇進が決定。元横綱・白鵬の宮城野親方と会見に臨んだ落合に、スポーツメディアは「令和の怪物」と大騒ぎである。
鳥取県倉吉市出身の落合が本格的に相撲を始めたのは小学4年の頃。中学は車で1時間ほど離れた鳥取市の強豪・西中学に進学した。当時の西中相撲部顧問・吉水弘教諭が振り返る。
「入学当時から100キロほどの大きな体格。ご両親のサポートが熱心で、頻繁にジムにも連れて行っていたようです。3人きょうだいの末っ子で、西中へ入るために引っ越してきたくらい。意外にも足が速くて校内でも有名でした。体育祭のリレーではその走りっぷりに保護者たちから大歓声が湧いたものです(笑)。相撲は良いものを持っていたけど、なかなか本番で力を発揮できず、悔しい思いをしたことの方が多かったと思います」