ロッテ石川柊太は「暴れ馬」…最多四死球は計5回、移籍後初先発いきなりの危険球退場で出た“らしさ”

公開日: 更新日:

 苦い本拠地デビューとなってしまった。

 昨3日、ソフトバンクからFA移籍したロッテ石川柊太(33)が、今季初先発。古巣時代から相性の良いゾゾマリンのマウンドに上がったものの、0-0の二回1死一、三塁で若月に頭部死球。わずか21球で危険球退場となったのだ。

 オフにソフトバンクからFA宣言し、3年総額6億円で入団。吉井監督は「イニング数を稼げるし、いいときはホント、打球が前に飛ばない」と絶賛。2020年に11勝(3敗)で最多勝に輝き、23年はソフトバンクの先輩である千賀以来2人目となる育成出身選手によるノーヒットノーランを達成した。

 それが本拠地お披露目登板でいきなり危険球退場。この日はあいにくの雨で、石川は「滑ったボールが抜けてしまった」と意気消沈だが、古巣ソフトバンクのスタッフは「ある意味、石川らしいというか……」と、こう続ける。

「吉井監督の言うように、良い時は相手打線をねじ伏せる強気の投球が持ち味。MAX156キロの直球と、パワーカーブを始めとする変化球で三振の山を築く本格派右腕です。ただ、悪い時は制球難で試合をブチ壊す。試合中に立て直して粘れるタイプでもない。ブルペンの調子の良し悪しに関係なく、投げてみるまでわからない投手です」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「ダウンタウンDX」終了で消えゆく松本軍団…FUJIWARA藤本敏史は炎上中で"ガヤ芸人"の今後は

  2. 2

    大阪万博「遠足」堺市の小・中学校8割が辞退の衝撃…無料招待でも安全への懸念広がる

  3. 3

    のんが“改名騒動”以来11年ぶり民放ドラマ出演の背景…因縁の前事務所俳優とは共演NG懸念も

  4. 4

    フジ経営陣から脱落か…“日枝体制の残滓”と名指しされた金光修氏と清水賢治氏に出回る「怪文書」

  5. 5

    【萩原健一】ショーケンが見つめたライバル=沢田研二の「すごみ」

  1. 6

    中居正広氏の「性暴力」背景に旧ジャニーズとフジのズブズブ関係…“中絶スキャンダル封殺”で生まれた大いなる傲慢心

  2. 7

    木村拓哉の"身長サバ読み疑惑"が今春再燃した背景 すべての発端は故・メリー喜多川副社長の思いつき

  3. 8

    大物の“後ろ盾”を失った指原莉乃がYouTubeで語った「芸能界辞めたい」「サシハラ後悔」の波紋

  4. 9

    【独自】「もし断っていなければ献上されていた」発言で注目のアイドリング!!!元メンバーが語る 被害後すぐ警察に行ける人は少数である理由

  5. 10

    上沼恵美子&和田アキ子ら「芸能界のご意見番」不要論…フジテレビ問題で“昭和の悪しき伝統”一掃ムード