箱根1区15年ぶり区間新の中大エース吉居大和 マラソン転向のベストタイミングはいつ?
第99回東京箱根間往復大学駅伝(1月2、3日)に向け、前回総合6位の中大が19日に多摩キャンパスで会見を行った。今大会はエースの吉居大和(3年)と弟の駿恭(1年)らを軸に往路優勝と総合3位を目指すという。
兄の大和は今年の箱根1区で驚異的な走りを見せ、2007年に佐藤悠基(東海大)が出した、1時間1分6秒の記録を15年ぶりに26秒(1時間0分40秒)も更新した。
正月の箱根駅伝が終われば、今年と同じく渡米してトップ選手らが集う陸上クラブでトレーニングを行い、5000メートルで8月の世界陸上ブダペスト大会を目指すが、標準記録は13分7秒00となり、今年の大会より7秒近くも速くなった。ちなみに今年の世界陸上の金メダルは13分9秒24。8位でも13分12秒09。吉居のベストは13分25秒87だ。
将来はマラソンに転向するという吉居は、大学在学中に5000メートル(13分15秒15)、1万メートル(27分18秒89)、ハーフマラソン(59分48秒)の学生記録を更新することを目標にしている。さらに来年の世陸の出場も視野に入れるが、男子のトラックは女子以上に世界との差は大きい。