<54>記憶に残るような客ではなかった
「新藤さんが、この店を何回か利用していたことは分かっています。誰と一緒に来ていたかを知りたいんですよ」
「それは……捜査に必要なことなんですか」
「もちろんです」高峰はうなずいた。「彼がどんな人間とつき合っていたかは、極めて大事な情報です。普段つき合いのあった人が、事…
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