「お嫁さんにしたいナンバーワン」竹下景子の結婚
結婚を切り出したのは竹下から。前年に飼い始めたハスキー犬が大きくなり、自分のマンションでは無理になったことにかこつけて、「犬も片親だと非行になるかな? 結婚してみようかな」と話を持ち出し、関口氏が「ウン」と答えたエピソードも明かされた。
15歳の年齢差についても質問が出たが、「そのことはあまり考えていません」とアッサリ。女優と妻の二足のワラジを履くことから「悪妻になるかも」と宣言し、子供は「まだいいです。マル高の記録に挑戦してみます」と語った。
関口氏に対しては「うまいこと玉の輿(こし)に乗りやがって」などとやっかむ声も聞かれた。だが、婚約を機にトレードマークの顎のヒゲを剃り落とし、「ボクはヒモにはなれない。自尊心だよ」とコメントした。
挙式は都内のホテルで4月21日に行われた。8500万円の花嫁衣装に身を包んだ竹下の姿はウエディングサービス会社の広告として翌日の新聞紙面を飾った。
待望の男児が生まれたのは結婚から2年後の86年3月20日。関口氏は分娩に立ち会い、出産シーンを撮影した。誕生の瞬間を捉えた写真は翌年、竹下が原稿を書いた出産・育児体験エッセー「ハロープラスワン」に掲載され、話題を呼んだ。