6歳下のドラマーと6年で離婚した相本久美子
<1987年7月>
74年に16歳でデビュー後、「TVジョッキー」(日本テレビ)の司会でブレークした相本久美子。元祖オナドルとも呼ばれたが、87年7月、29歳の時に6歳年下のドラマー・倉内充氏と電撃入籍、翌年娘も誕生した。しかし、順風満帆とみられていた結婚生活はわずか6年あまりで破綻した。
交際のきっかけは知人の紹介。20代前半まで籠の鳥のアイドル生活を送っていた相本は周囲からチヤホヤされ、怒られることもなく、ワガママ放題で、男性と真剣に交際する機会もないままだった。紹介された相手に対しても、最初は恋愛感情もなく、「面白い友達」程度の軽い気持ちだったという。
しかし、相本を「タレント」ではなく「ひとりの女性」として叱る時はきちんと叱る態度に、「この人はちょっと違う」と相本は徐々にひかれていく。倉内氏は「ボクは相本さんと結婚しますから」と宣言するようになる。年齢差もあって、当初「何を言ってるの」と思った相本だったが、その言葉どおり交際は本格化していった。
もっとも、デートはハプニング続き。ある時相本はユーミンのコンサートに誘われたのだが、その後、まったく連絡がなく、電話がかかってきたのは前日の夜中。しかも当日の待ち合わせに彼は遅刻し、会場に着いたのはコンサート終了後。2人は打ち上げ中のユーミンに挨拶して帰ったという。