中村七之助 泥酔してタクシー無賃乗車騒動
明らかにおかしいのは、3時間もタクシーに乗っていて料金が8000円で済むはずがないということだ。大塚署に留置された後、釈放された七之助はすぐに謝罪会見に臨んだが、報道されている以上の詳しい事件内容が語られることはなかった。
「ボクの自覚が足りなかったと泣きながら頭を下げるばかり。まだ、冷静になれなかったのでしょう」(芸能記者)
それからしばらくたって七之助の口から真相が語られだした。といっても、覚えていることは断片的。事件当時は泥酔状態だったからだ。他の情報も寄せられ、その時の事情が少しずつ明らかになった。
最初の報道で間違っていたのは、友人たちと別れてタクシーに乗った時刻。午前3時半ではなく同4時40分だった。しかも、乗ったのは1台のタクシーだけではなかった。七之助は1台目のタクシーで埼玉県の鶴瀬という場所に行っていた。
「なぜ、鶴瀬に向かったのかは定かではないんだけど、彼女が住む場所だったのではという臆測も流れました」(同)
七之助は鶴瀬の駅前に止まっていたタクシーに乗り込み、運転手に自宅の最寄り駅である江戸川橋と行き先を告げた。車中では熟睡。江戸川橋に着いて運転手が七之助を起こすと、金も払わず外に出てスタスタと歩きだしてしまった。運転手が追いかけると急に走りだし、警察に通報するところとなったのだった。