嫁いびりで人気 「ごちそうさん」の小姑・キムラ緑子の迫力
NHK朝ドラマ「ごちそうさん」は「大阪編」に移っても好調。視聴率20%台を維持、ますます盛り上がっている。“嫁いびり”が徹底していて目が離せないのだ。
め以子役の杏と西門悠太郎役の東出昌大は結婚を機に大阪の西門家で暮らし始めた。悠太郎は大阪市建築課勤務。め以子は西門家の“食事係”でいびりまくられる。いびり役は悠太郎の姉・西門和枝である。とにかくハンパではない。食事シーンでのこんなやりとり。
和枝 何であんさん一緒に食べはんの? あんさん女中やろ?
め以子 あ、あの嫁ですけど……。
和枝 西門にはな、1年間籍入れへん、お披露目はせぇへんというしきたりがおます。当分は女中扱いしかできゃしまへんねわ。
食事がまずいと言っては膳をひっくり返し、会話は嫌みばっかり……。
ところで、鬼のような小姑を演じるキムラ緑子はどんな人か。現在52歳。兵庫県洲本市出身で同志社女子大を卒業。いったん地元に帰ったが、つかこうへいの演劇に影響を受けて84年に上京、劇団M.O.P.の旗揚げに参加して、2010年に解散するまで看板女優として活躍した。夫は復縁した劇作家・マキノノゾミ氏。