プロ2戦目はTKO勝ちも…村田諒太に頭抱えるフジテレビ
6日のプロ2戦目で米国のピーターソン(27)に8回1分20秒でTKO勝ちした、ロンドン五輪男子ミドル級金メダルの村田諒太(27)。レフェリーが試合を止めた直後にペコリ、ペコリと四方に頭を垂れる姿にアマチュアの名残を感じさせたものの、試合ではプロボクサーとしての階段を着実に上がっていることを印象付けた。プロ転向で懸念されたスタミナ不足を、最終ラウンドの猛ラッシュで払拭。本人も「物凄く不細工な試合」と言いつつ、「8ラウンド戦えたのはプラス」と手応えを口にした。
■コーナーポストに「有馬記念」
「来年2月にマカオで次戦を行う予定の村田陣営は、プロ4戦目か5戦目で米国進出し、ラスベガスで世界ランカーと対戦する青写真を描いています。金メダリストの前には世界までの真っすぐなレールが敷かれているのは確かですが、その一方で頭を抱えているのがデビュー戦から村田の試合を中継するフジテレビです。この日の試合でも、リング四方のコーナーポストに入る『コーナースポンサー』が集まらず、4つのうち2つは競馬の『有馬記念』のレース告知だった。競馬中継をするフジテレビが関係の深いJRAに泣きついて“協力”してもらったともっぱら。スポットCMのスポンサー集めにも四苦八苦したと聞いています」(民放局関係者)