「行く先々で御意、御意と…」ドクターXプロデューサー語る
テレビ朝日がライバルの日本テレビと年間視聴率争いでシノギを削っている。この年末最後の2週間で結果が出るが、テレ朝の「切り札」は米倉涼子主演のドラマ「ドクターX~外科医・大門未知子~」。初回視聴率22・8%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と最高のスタートを切ると、その後も絶好調。19日放送の最終回(第9話)は視聴率30%超えの期待もかかる。同ドラマのゼネラルプロデューサー、内山聖子氏にヒットの舞台裏を聞いた。
――視聴率絶好調。数字の実感は?
「おかげさまです。実は先日、米倉さんと一緒に福岡までフィギュアスケートのGPファイナルを観戦に行ったのですが、行く先々で<ドクターXだ><御意、御意>と話しかけられる機会が多くて。普段は彼女とご飯を食べに行ってもたいていは気づかれないんですけど、今回は店員さんが<あっ、大門未知子だ>と。これはパート1の時にはなかった現象。そういう声を聞くと、視聴率ってこういうことなんだと初めて実感しました。取れと言われて取れるものではありませんけど」
――パート2は米倉の脇を固める俳優陣も三田佳子や西田敏行など重厚感たっぷり。