料理芸人クック井上 「シャレでブログ」がブレークのきっかけ
お笑いより、料理の腕を見込まれてのテレビ出演が多いクック井上(40)。かつて日刊ゲンダイにもアイデア料理の紹介で登場。そんな料理芸人は、貧しい時代も節約メニューで乗り切って……。
芸歴はもう16年ですが、仕事がなかったので、20代は電話の新しいサービスを売るテレアポのバイトをしてました。その後は、パチスロで4年くらい食っていた。でも、月に数万円しか稼げない。結婚もして生活が大変。そんな時期に大好きな料理に助けられ、料理芸人になっていくんです。
もともとはオフクロが料理上手で、子供の頃から料理するオフクロを見るのが大好きでした。で、手伝うようになったらすぐ上達したんです。小4の時には、オフクロの誕生日に肉や野菜を煮込んで濾してコンソメスープを作ったくらい。高校で不良になっても、オフクロの手伝いで餃子の皮を包んだりしてました。
芸人として金がない時期、自宅で作った手料理を売れない若手芸人に食わせる「井上料理会」をやっていました。鍋とか中華、イタリアンなど。そのレシピをシャレでブログに載せてたら、金持ちの知人から「30人くらいのホームパーティーがあるから、お金出すので料理しにきてよ」と頼まれて……。