「不良番長」内藤誠監督が語る俳優・梅宮辰夫との濃密な現場

公開日: 更新日:

「不良番長」はヒットシリーズですが、鶴田さんや健さん主演の作品と同時公開で、添え物とかB面映画という呼ばれ方もしていた。そういうこともあって、何か新しいこと、他の日本映画にはないことをやらなければ、生き残れないと思っていたんです。それで、仏ヌーベルバーグの影響を受けた世代ということもありますが、アドリブも含め、台本に細かく書きこんでいたら、それを見た辰ちゃん、「そんなに真面目に考えてたのか」って。「当たり前だろ」って言いましたよ。

 辰ちゃんはスターでありながら、銀幕にそれほど憧れていたわけではなく、学生時代に東映の人にスカウトされ、映画界に入ったんです。もともとは戸越で開業医だった父親のあとを継いで医者を目指していたそうで。しかし、医学部に入れず、日大法学部の学生のときに映画の道に進むと決めたときも父親から反対されて、まず1年だけという期限付きだったとか。

■ネオン街のこともいろいろ教わった

 だからといって、現場を軽んじるということは毛頭なく、ばかばかしいことも本気でやってくれました。当時辰ちゃんは、僕も何本か撮った「夜遊びの帝王」シリーズを地で行ってましたから、撮影後は銀座の「姫」とか六本木のクラブをハシゴしていたらしい。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 芸能のアクセスランキング

  1. 1

    田中圭“まさかの二股"永野芽郁の裏切りにショック?…「第2の東出昌大」で払う不倫のツケ

  2. 2

    永野芽郁「二股不倫」報道で…《江頭で泣いてたとか怖すぎ》の声噴出 以前紹介された趣味はハーレーなどワイルド系

  3. 3

    中森明菜が16年ぶりライブ復活! “昭和最高の歌姫”がSNSに飛び交う「別人説」を一蹴する日

  4. 4

    永野芽郁“二股肉食不倫”の代償は20億円…田中圭を転がすオヤジキラーぶりにスポンサーの反応は?

  5. 5

    永野芽郁“二股不倫”疑惑「母親」を理由に苦しい釈明…田中圭とベッタリ写真で清純派路線に限界

  1. 6

    「とんねるず」石橋貴明に“セクハラ”発覚の裏で…相方の木梨憲武からの壮絶“パワハラ”を後輩芸人が暴露

  2. 7

    「ダウンタウンDX」終了で消えゆく松本軍団…FUJIWARA藤本敏史は炎上中で"ガヤ芸人"の今後は

  3. 8

    のんが“改名騒動”以来11年ぶり民放ドラマ出演の背景…因縁の前事務所俳優とは共演NG懸念も

  4. 9

    フジ経営陣から脱落か…“日枝体制の残滓”と名指しされた金光修氏と清水賢治氏に出回る「怪文書」

  5. 10

    大物の“後ろ盾”を失った指原莉乃がYouTubeで語った「芸能界辞めたい」「サシハラ後悔」の波紋

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「たばこ吸ってもいいですか」…新規大会主催者・前澤友作氏に問い合わせて一喝された国内男子ツアーの時代錯誤

  2. 2

    インドの高校生3人組が電気不要の冷蔵庫を発明! 世界的な環境賞受賞の快挙

  3. 3

    中森明菜が16年ぶりライブ復活! “昭和最高の歌姫”がSNSに飛び交う「別人説」を一蹴する日

  4. 4

    永野芽郁「二股不倫」報道で…《江頭で泣いてたとか怖すぎ》の声噴出 以前紹介された趣味はハーレーなどワイルド系

  5. 5

    永野芽郁“二股不倫”疑惑「母親」を理由に苦しい釈明…田中圭とベッタリ写真で清純派路線に限界

  1. 6

    田中圭“まさかの二股"永野芽郁の裏切りにショック?…「第2の東出昌大」で払う不倫のツケ

  2. 7

    永野芽郁“二股肉食不倫”の代償は20億円…田中圭を転がすオヤジキラーぶりにスポンサーの反応は?

  3. 8

    雑念だらけだった初の甲子園 星稜・松井秀喜の弾丸ライナー弾にPLナインは絶句した

  4. 9

    「キリンビール晴れ風」1ケースを10人にプレゼント

  5. 10

    オリックス 勝てば勝つほど中嶋聡前監督の株上昇…主力が次々離脱しても首位独走