下戸のはずが…50歳過ぎて水島裕さんに訪れた「酒の転機」

公開日: 更新日:

 ただ、かといって酒が嫌いかというと、そうでもないんですね。むしろ逆でした。

■恐る恐るハイボールを口にしてみると…

 ずいぶん昔、テレビ放送される洋画の吹き替えのために、スタジオに入っていたときです。収録の合間に、先輩が後ろポケットからウイスキーを取り出し、スルメをあぶりながら、チビリチビリとやったりするのをとてもうまそうと思って見てました。

 かつての人気クイズ番組「連想ゲーム」(NHK)で、ご一緒した同い年の新沼謙治さんは寿司屋のカウンターで刺し身に箸を伸ばしながら、「うめえなあ、本当にうめえなあ」って、お銚子を傾けていた。

 檀ふみさんはかわいかったですよ。お酒で頬にほんのりと紅がさし、少女のような顔になったりして。

 番組の終わりに誘われて、たまたまカラオケに行ったこともあるけど、十八番の「瀬戸の花嫁」を歌うと、ああ、いいなあ、僕も飲めたらなあって、憧れに近いものを抱いたものです。

 ある時、転機が訪れました。大衆酒場のブームもあって、ハイボールを試す機会があったのです。ホントに恐る恐る、少しずつ口に含んでみました。そうしたら不思議なことに火照りも動悸もない。炭酸の泡のプチプチに打たれながら初めて酔い心地というものを知りました。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 芸能のアクセスランキング

  1. 1

    フジテレビ問題でヒアリングを拒否したタレントU氏の行動…局員B氏、中居正広氏と調査報告書に頻出

  2. 2

    “3悪人”呼ばわりされた佐々木恭子アナは第三者委調査で名誉回復? フジテレビ「新たな爆弾」とは

  3. 3

    フジ調査報告書でカンニング竹山、三浦瑠麗らはメンツ丸潰れ…文春「誤報」キャンペーンに弁明は?

  4. 4

    菊間千乃氏はフジテレビ会見の翌日、2度も番組欠席のナゼ…第三者委調査でOB・OGアナも窮地

  5. 5

    フジテレビ“元社長候補”B氏が中居正広氏を引退、日枝久氏&港浩一氏を退任に追い込んだ皮肉

  1. 6

    フジ反町理氏ハラスメントが永田町に飛び火!取締役退任も政治家の事務所回るツラの皮と魂胆

  2. 7

    高嶋ちさ子「暗号資産広告塔」報道ではがれ始めた”セレブ2世タレント”のメッキ

  3. 8

    兵庫県・斎藤元彦知事を追い詰めるTBS「報道特集」本気ジャーナリズムの真骨頂

  4. 9

    やなせたかしさん遺産を巡るナゾと驚きの金銭感覚…今田美桜主演のNHK朝ドラ「あんぱん」で注目

  5. 10

    今田美桜「あんぱん」に潜む危険な兆候…「花咲舞が黙ってない」の苦い教訓は生かされるか?

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    菊間千乃氏はフジテレビ会見の翌日、2度も番組欠席のナゼ…第三者委調査でOB・OGアナも窮地

  2. 2

    “3悪人”呼ばわりされた佐々木恭子アナは第三者委調査で名誉回復? フジテレビ「新たな爆弾」とは

  3. 3

    フジテレビ問題でヒアリングを拒否したタレントU氏の行動…局員B氏、中居正広氏と調査報告書に頻出

  4. 4

    フジテレビ“元社長候補”B氏が中居正広氏を引退、日枝久氏&港浩一氏を退任に追い込んだ皮肉

  5. 5

    フジ調査報告書でカンニング竹山、三浦瑠麗らはメンツ丸潰れ…文春「誤報」キャンペーンに弁明は?

  1. 6

    おすぎの次はマツコ? 視聴者からは以前から指摘も…「膝に座らされて」フジ元アナ長谷川豊氏の恨み節

  2. 7

    大阪万博を追いかけるジャーナリストが一刀両断「アホな連中が仕切るからおかしなことになっている」

  3. 8

    NHK新朝ドラ「あんぱん」第5回での“タイトル回収”に視聴者歓喜! 橋本環奈「おむすび」は何回目だった?

  4. 9

    歌い続けてくれた事実に感激して初めて泣いた

  5. 10

    フジ第三者委が踏み込んだ“日枝天皇”と安倍元首相の蜜月関係…国葬特番の現場からも「編成権侵害」の声が