「シックス・センス」シャラマン監督 TVドラマ初参戦を語る
20代の若さで映画「シックス・センス」(99年)の脚本・監督を手がけ大成功し、「スピルバーグの再来」と呼ばれたM・ナイト・シャマラン(44)。その後は低迷期もあったが、今回、自身初のテレビシリーズとなる「ウェイワード・パインズ 出口のない街」(FOXチャンネル、金曜22時~)を制作・監督し、見事な復活を遂げた。
「(映画で培った)自分のスタイルを変えることなく貫けると思い、挑戦しました。2年がかりで製作する映画よりオーディエンスの反応が早く実感でき素晴らしい」
シャマランといえば、「ミステリー」だ。登場人物の心理描写や凝ったストーリー展開に評価が高い。今作はその特徴が十分に発揮され、10話に及ぶシリーズを通じ、映画では難しい細部もじっくりと描く。テレビドラマ初主演のマット・ディロン(51)演じるFBI捜査官が何者かに監視、管理された不思議な街に迷い込む場面から始まるストーリー。人々は一見普通に暮らしているが、逃亡を企てれば容赦なく殺される。逃げようとしても元の場所に戻ってしまう「出口のない街」から主人公は脱出できるのか――。