「呪怨」完結編ヒロイン平愛梨「あまりに怖くて過呼吸気味に」
シリーズ完結編となる「呪怨―ザ・ファイナル―」(20日公開)でヒロインを演じた平愛梨(30)。自他ともに認める怖がりで、初めてのホラー映画の撮影現場に戦々恐々だったという。
「ホラーは、DVDを家に持ち込むのも嫌なくらい苦手なんです。普段も真っ暗な部屋じゃ寝られないし、子供のころから極力怖いものは避けて生きてきました。こんな私に『呪怨』シリーズの主役が務まるのか最初は不安で……」
しかし、フタを開ければ、迫真の絶叫顔はシリーズ屈指。落合正幸監督も、まるでホラー映画のために生まれてきた女優だと絶賛する。
「演技というより、ほとんど素で取り組んだに近いですね。最初に役づくりのため監督が、伽椰子(人々を呪い殺すシリーズキャラクター)が人を襲うシーンの映像を見せてくれたんです。それがあまりに怖くて吐き気がして過呼吸気味にまでなってしまって。そしたら慌ててみんな集まって来て、横にしてずっとさすってくれた。それ以来、監督もスタッフもすっごく優しい(笑い)。リハーサルでは伽椰子の代わりに助監督さんが演じてくれたり、怖くない配慮までしてくれて。だから本番での恐怖の表情が余計にリアルだったのかも」