トリンドルとは破局も…中村七之助は舞台の上も下も絶好調
「先代の勘三郎が12年に亡くなる前あたりからメキメキと頭角を現し、今年1月の歌舞伎座公演で女形の大役のひとつ『金閣寺』の雪姫を成功させた。人気と実力を兼ね備えています。今回の『お染の七役』は早変わりのスピードに加え、7役を演じ分ける力が求められる。自分のものとして演じ切ることでさらに心技体に磨きがかかる。染五郎、海老蔵、菊之助らに続く、次代を担う歌舞伎役者として、ますます期待が膨らみます」
将来の歌舞伎界を背負って立つ男というわけだが、27歳で所帯を持った兄とは異なり、身を固めるつもりはないらしい。報道陣から結婚について聞かれると、「僕は今のところ『しない宣言』をしているから。ハハハ」。そして、「今朝も1合分のお米を研いで、すごい釜炊きの炊飯器で炊いた」と、おひとりさまの食卓事情も明かし、兄は「結婚できない男だから」と諦め顔だった。
もっとも、モテ男だけに色恋沙汰はある。今年2月にはハーフタレントのトリンドル玲奈(23)との熱愛が報じられた。
「2人がイイ仲だったのは間違いないが、長続きしなかった。とはいえ、七之助は恋の噂が絶えなかった父の血を引き継ぎ、めちゃくちゃモテる。マスコミの目が届かない地方公演の時は夜な夜な飲み歩いているし、不自由はしていないと思いますよ」(松竹関係者)
舞台の上でも下でも中村屋の名をとどろかせる次男の活躍ぶり。さぞ、泉下の父も誇らしく思っているだろう。