同ホテルを運営するMGMリゾーツの協力を仰ぎ、開催に至ったというが、ベガス公演に臨む「松竹」の気合の入りっぷりはかなりのものである。
それもこれも、日本のインバウンド(訪日観光客)の拡大を見据えてのこと。
つまり、ホームである歌舞伎座に訪れる外国人を増やすための“種まき”というわけだ。この日の会見で、同社の迫本淳一社長は「公演時間の短縮も含め、いろいろと研究している」と語り、染五郎も「市川家にも代々受け継がれる古典的な演目がある。それはぜひ日本に見に来てほしい」と奮起していた。
クールジャパンの熱き心を伝えられるか。