「報ステ」好調も…曜日別コメンテーターの残念な“ちぐはぐ”

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 ショーン・マクアードル川上氏に至ってはハリウッド俳優のようなイケメンの経営コンサルタントで、たいていのニュースを「ハードウエア」とか「ソフトウエア」「コスト」と“カタカナ語”を並べて解説する。

 金曜はゲストの日だが、某雑誌の若い編集長を呼んだ時は「エンタメ」とか、へんてこな話に脱線した。古舘さんが「いや~、酒飲みながらずっとお聞きしたい」とかヨイショしたが、“酒の席で話すようなこと言うな!”という怒りの裏返しで言った気がする。

 豊かでミーハーな1980年代からニュースはワイドショー化したが、今の問題山積のご時世では、すべての報道番組に弁護士やコンサルタントなんていらないんじゃないか?

 先週、「報ステ」で舛添都知事を呼んで競技場について言いたい放題しゃべらせたのはおもろかった(翌日に森元総理を呼べばさらによかった)。話題のニュースの当事者をその都度、呼んだほうが今の時代に合っている。専門分野でもないコメンテーターの無難な解説はいらない。
(作家・松野大介)

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