2代目「ピーターパン」沖本美智代さん 新体操クラブ指導者に
所属するのは4歳から高3まで2人の娘を含めて約25人。
「最初は公民館の集会室で気楽に少人数で始めたんですが、噂を聞きつけて全国大会を目指す子たちが入ってきましてね。以来、大きな練習スペースを3カ所ほど確保して新体操を楽しむのが目的の一般と競技専門の2クラスをもうけ、ほぼ毎日指導してます。オリンピックや全日本クラスの選手を育てるには生半可なことじゃできない。子どもたちには鬼先生と恐れられてますよ、きっと」
月謝は練習場費用にほとんど消えてしまうとか。
■引退後は時給800円でイタめし屋のバイト
さて、沖本姉妹は札幌出身。美智代さんは中1から新体操を始め、全国大会にも出場した。
「姉はジュニアオリンピック強化選手に選ばれ、ロシアの国際大会に出たこともあります。私はその背中をいつも追いかけてました」
高2の時、ホリプロにスカウトされ、堀越学園に編入。
「ここでもまず姉が『ピーター・パン』をやりたいと言い、じゃあ私も、って感じでしたね。1年間、ニューヨークでダンス、歌、バレエを徹底的に鍛えられました」