「バイキング」で芸人ムダ遣い…思考停止に陥ったフジテレビ

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 フジテレビ系の長寿バラエティー「ごきげんよう」が終了するという。前の時間に放送する「バイキング」の低視聴率のあおりを食ったともいわれるが、その「バイキング」ほど“もったいない番組”はない。

 曜日レギュラーのブラックマヨネーズ(月)、サンドウィッチマン(火)、おぎやはぎ(水)などは芸人戦国時代を生き残った、今もっとも乗ってるアラフォーの“しゃべくり芸人”。なのに、番組は1時間のほとんどがゲストと食べ歩きするユル~いロケもの。芸人の面白さを生かせていない。

 しかも、最近は火曜に総合司会の坂上忍がロケに出たりしているが、ゲストと豪華なメニューの値段を当てあったり、坂上が自腹を切っておごったり……。「ぐるナイ」(日本テレビ系)のゴチ企画の模倣か!

 それに、食べ物の画や説明ナレーションがやたら長い。食べ物をクローズアップするのではなく、芸人の面白さを引き出せるコーナーにしたほうが数字を取れるだろう。

 番組スタート当初(14年4月)はサンドウィッチマンの「地引き網クッキング」が唯一話題になったコーナーだった。なのに、「気温が下がると地引き網で魚がとれなくなる」とかいう理由で半年後に打ち切り。番組のほうから人気コーナーを手放してしまった! 今夏に復活した時もネットで話題だったし、サンドの素人イジリのしゃべりが冴える生中継は動きも大きく、すごく面白い。

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