「バイキング」で芸人ムダ遣い…思考停止に陥ったフジテレビ

公開日: 更新日:

 この枠は企画によって大ブレークできるはず。数字をとっている「ひるおび!」(TBS系)が報道(みたいな中身)で中高年男性向け。安定の「徹子の部屋」(テレビ朝日系)は中高年女性が中心。情報の「ヒルナンデス!」(日テレ系)が若い女性とそれぞれ対象が違うのだから、「いいとも!」路線に生ロケを入れて、笑いが好きな大学生やサラリーマンを引き込めるはずなのに、なぜか「ヒルナンデス!」とかぶるグルメVTR路線である。

 いまだに若者向けの恋愛ドラマをやるとこも含め、フジテレビって「何をやったらいいのか分かりませんっ!」という状態か? 「ごきげんよう」終了後は、12時から13時30分までブチ抜きで食い物オンリーの番組に改編したりして。

 編成も制作も弱気になっているから、無難なグルメ情報に落ち着くのだ。

「バイキング」のグレードアップと「ごきげんよう」の後枠はフジ復活のカギ。アドリブ能力が高いサンドの地引き網は復活させてほしい。
(作家・松野大介)

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    無教養キムタクまたも露呈…ラジオで「故・西田敏行さんは虹の橋を渡った」と発言し物議

  2. 2

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  3. 3

    吉川ひなのだけじゃない! カネ、洗脳…芸能界“毒親”伝説

  4. 4

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  5. 5

    竹内結子さん急死 ロケ現場で訃報を聞いたキムタクの慟哭

  1. 6

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 7

    木村拓哉"失言3連発"で「地上波から消滅」危機…スポンサーがヒヤヒヤする危なっかしい言動

  3. 8

    Rソックス3A上沢直之に巨人が食いつく…本人はメジャー挑戦続行を明言せず

  4. 9

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  5. 10

    立花孝志氏『家から出てこいよ』演説にソックリと指摘…大阪市長時代の橋下徹氏「TM演説」の中身と顛末