視聴率減速の「下町ロケット」 なぜ2部制に?と疑問の声
「半沢直樹」の時もそうだったが、このドラマの制作チームは配役に工夫があり、そこも見どころのひとつとは思うが、過ぎたるは及ばざるがごとし。何ごともやり過ぎはよくない。
よくないといえば、そもそも、2部制というのもいかがなものか。ドラマが盛り上がって、ロケットが飛んで大団円を迎えたと思ったら、また一から似たようなことの繰り返し。賽の河原じゃないんだから、また振り出しからって、どういうモチベーションで見ればよいのやら。
確かに1部はテンポもよく疾走感もあった。しかし、その分、はしょり過ぎたのではと思うようなところもあった。2部制になどせず、1部だけで完結させる手もあったのでは。
第6話の平均視聴率は17.8%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)。前回の20.2%から少しダウンしてしまった。おそらくロケット打ち上げの成功を見て満足してしまった視聴者が少なからずいたのではないだろうか。
なぜ、2部制に? 「半沢直樹」の続編がいっこうに作れないことで、同じ失敗を繰り返さないよう一気に作ってしまったとか?だとすれば、「半沢」の堺雅人を恨むしかない。
(コラムニスト)