「記憶ない」90連発…野々村被告の“記憶障害”に勝算は?
どうやら「記憶障害」を理由に責任能力がないと訴える戦法らしい。裁判にはどう影響するのか。日大名誉教授の板倉宏氏(刑法)はこう言う。
「これまでの経過を見る限り、『記憶にない』が通用するとは思えません。今回の事件が初犯ということもあり、本来は執行猶予がつく可能性が高いが、余計なことを言っては、裁判官の心証が悪くなるばかりです。ただでさえ、昨年に予定されていた初公判に現れずマイナススタートなのに余計な発言を繰り返せば、実刑がつく可能性があります」
丸坊主で反省したかのように見えた野々村被告。ちなみに25日、拘引・留置されたが、カツラは取り上げられる場合があるという。何事も隠し事はしない方がいい。
裁判所は野々村被告を3月25日まで勾留するという異例の判断を下した。逃亡や自殺の恐れがあるとみられたようだ。これまでの行動は全てマイナスにしかつながっていない。