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春風亭昇太落語家

昭和53年東海大学文学部入学、57年春風亭柳昇に入門、61年二つ目昇進、春風亭昇太となる。平成4年真打ち昇進。10年浅草芸能大賞新人賞受賞、11年国立演芸場主催花形演芸大賞金賞受賞、12年度第55回文化庁芸術祭大賞受賞、12年花形演芸大賞大賞受賞。

<第1回>笑点新司会に 「お相撲のない時にそーっと見て」

公開日: 更新日:

 50周年を迎えた人気番組「笑点」は司会の桂歌丸が勇退し、その後任が注目されていたが、22日のスペシャル番組生放送の中で、新司会者は春風亭昇太に決まったと公表した。

 昇太はBS日テレの「笑点デラックス」でジュニア大喜利の司会を務め、立川生志、春風亭柳好、林家木久蔵ら後輩の回答者を仕切っていた。その実績から、ゆくゆくは地上波の方の司会もやるだろうと予測していたが、こんなに早く就任するとは思わなかった。しかし、最も適任の者が選ばれるのは当然なので、心から「就任おめでとう」と言いたい。

「笑点」に出るようになって11年目に入る昇太は、番組についてこう語っている。

「番組に出ていいことばかりでしたね。それまで以上に顔と名前が売れたし、仕事も増えました。ただ一つだけ課題があって、それは笑点と落語のすみ分けです」

 大喜利の中で「結婚できない独り者」というキャラクターが定着した。そうすると落語がやりづらくなることもある。その昔、大喜利メンバーだった三遊亭小円遊は「キザ」を売り物にして人気が出たが、高座でもキザに演じることを求められた。その呪縛からストレスがたまり、酒におぼれて早死に(1980年没、享年44)した。

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