「ザ・ガードマン」藤巻潤が語る 海外での“超過勤務”撮影

公開日: 更新日:

 藤巻さんは実姉が極真カラテの創始者・大山倍達の妻だったことから、10代から空手を習い、75年には映画「けんか空手 極真無頼拳」で千葉真一扮する大山倍達のライバル役を演じた。

「義兄の推薦があったのかもしれませんね。最近はテレビの『鬼平犯科帳』シリーズや、やくざの会長役などでVシネマに呼ばれる機会が多い。セリフ覚えが悪くなったら潔く身を引こうと思ってるんですが、まだまだいけそうです」

 東京・日本橋生まれ。明治学院大文学部を中退し、劇団俳優座の養成所を経て、第11期ニューフェースとして大映に入社した。

「4歳の時に父を亡くしたこともあり、母を楽にさせたくて、食えそうもない舞台俳優じゃなく、映画を選びました。ところが、大卒初任給が3万円の時代に、1本の出演料が5万円と案外少ない。そんな気持ちを察してくれたのか、俳優課長が交通費と称して5万円をプラスしてくれた。これはうれしかったですね。60年代の映画全盛期には毎年、出演料が倍々ゲームで上がったそうで、おいしい思いをしたのは先輩の本郷功次郎さんあたりでしょう、ハハハ」

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    僕がプロ野球歴代3位「年間147打点」を叩き出した舞台裏…満塁打率6割、走者なしだと.225

  2. 2

    大谷翔平が看破した佐々木朗希の課題…「思うように投げられないかもしれない」

  3. 3

    “玉の輿”大江麻理子アナに嫉妬の嵐「バラエティーに専念を」

  4. 4

    巨人「先発6番目」争いが若手5人で熾烈!抜け出すのは恐らく…“魔改造コーチ”も太鼓判

  5. 5

    不謹慎だが…4番の金本知憲さんの本塁打を素直に喜べなかった。気持ちが切れてしまうのだ

  1. 6

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  2. 7

    バント失敗で即二軍落ちしたとき岡田二軍監督に救われた。全て「本音」なところが尊敬できた

  3. 8

    【独自】フジテレビ“セクハラ横行”のヤバイ実態が社内調査で判明…「性的関係迫る」16%

  4. 9

    大江麻理子アナはテレ東辞めても経済的にはへっちゃら?「夫婦で資産100億円」の超セレブ生活

  5. 10

    裏金のキーマンに「出てくるな」と旧安倍派幹部が“脅し鬼電”…参考人招致ドタキャンに自民内部からも異論噴出