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二田一比古ジャーナリスト

福岡県出身。大学卒業後、「微笑」(祥伝社)の記者に。その後、「Emma」「週刊文春」(ともに文芸春秋)をはじめ、多くの週刊誌、スポーツ新聞で芸能分野を中心に幅広く取材、執筆を続ける。フリー転身後はコメンテーターとしても活躍。

中森明菜は復活、ベッキーは…芸こそが醜聞を吹き飛ばす

公開日: 更新日:

 対照的に、一向に完全「復活」まで至っていないのがベッキー(32)。スカパーなどは復活したものの、地上波はいまだにゼロ。明菜のように「早く戻ってきて」という巷の声も少ない。テレビ関係者によれば、「ベッキーがいなくても困る番組はない。彼女自身が視聴率を稼ぐ数字を持っていたわけではなく、人気番組にたまたまベッキーが出ていただけに過ぎない」という。

 確かに、「ベッキーのファン」という人をあまり聞かない。明菜とベッキーの大きな差である。仮に明菜がベッキーのような不倫で騒がれても、明菜ファンに不倫など関係ない。聴きたいのは明菜の歌。歌手活動に支障は来さなかったはず。

 ベッキーはおしゃべり女性タレントのひとり。門戸は広いが旬は短い世界。あっという間に入れ替わるイス取りゲーム。芸能界は歌や芝居など確かな「芸」があって初めて生き残れる厳しい一面を持つ。「芸」はすべてのスキャンダルを吹き飛ばし、「復活」を可能にすることを明菜とベッキーの比較からも改めて思う。

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