紅白内定 桐谷健太の大ブレーク理由は“昭和ノスタルジー”
携帯会社auのCMからまさかNHK紅白出場歌手が誕生するとは。桐谷健太(36)が同社CM三太郎シリーズで歌う「海の声」が紅白内定したと報じられて話題だ。「海の声」は、CMの挿入歌のつもりがなんと100万ダウンロードを突破。YouTubeのフルバージョン再生回数は、6000万回超え、ジョイサウンドなどカラオケランキング上半期総合1位を獲得するという、想定外の大ヒットとなった。
桐谷は映画「パッチギ!」にも出演し、演技派俳優として定評があったが、知名度を上げたのは、08年のTBSドラマ「ROOKIES」だった。コラムニストの桧山珠美氏がこう言う。
「70代の人でも理解できる“昭和の若者”なところが彼の万人ウケの理由です。社会が高齢化してリアルな10代は理解不能。それより、桐谷の熱い男を地で行く姿がわかりやすく、好感度の高さにつながっている。しかも、若者からは頼れる兄貴的存在で、全方位で嫌う人がいない。フリートークでは関西弁で笑わせ、自分は彼氏にしたい、結婚したいイイ男じゃない、と語る潔さがまた若者層の支持を得ています」