ブログ引退発表で好感度上昇 浅田真央“6億円争奪戦”勃発
おまけに2年連続グランプリファイナル2位の宮原知子(19)を筆頭に、15年から2年連続世界ジュニア選手権3位の樋口新葉(16)、先日の世界ジュニア選手権で200点超えの2位となった本田真凜(15)らの若手が台頭。ジュニアの本田が200点台を出す中、浅田は14年の世界選手権で記録した216・69の自己ベストはおろか、190点台も出せなくなり限界を痛感させられた。
来年2月の冬季平昌五輪の出場枠は3から2に減り、最終目標への挑戦を断念せざるを得なくなったのが実情だ。
■CM1本800万円
気になるのは、今後である。この日の引退表明で、遅かれ早かれテレビ局の間で争奪戦が勃発するのは間違いない。
「所属マネジメント会社の戦略でしょうが、ブログでの引退発表は今後の真央の商品価値をさらに高めるはずです」と、広告代理店関係者がこう続ける。
「フィギュアは放映権を持っているフジテレビ、テレビ朝日との関係が強く、選手個人とも太いパイプを築いている。特にジュニア時代から真央に密着し、系列会社からそのDVDまで発売しているフジテレビで引退を独占発表する手もあったのに、そうはしなかった。テレビだけでなく新聞の朝刊の締め切り時間にまで配慮してブログをアップする公平な幕引きは、メディア内での好感度をさらに上げた。来年2月に平昌五輪を控え、各局とも数字を取れるキャスターはノドから手です。真央の全盛期のギャラはCM1本8000万円、テレビ1本300万円。現在はいずれも半分になっているとはいえ、それでも年間3億円以上の収入があるとみられている。キャスター業を中心にプロスケーターとして各地でアイスショーを開催することになるでしょうから、引退後は現在の倍は稼ぎ出すはずです」