立川談慶さんが語る落語と酒 「登場人物はみんな下戸」
10年7月には、生まれ故郷に近い長野県佐久市の文化会館の館長に就任させていただきました。その記念落語会のゲストが師匠。亡くなられる1年4カ月前です。師匠は体調が悪くウーロン茶専門。それでも2次会3次会、明け方にお開きになるまで付き合ってくださった。振り返ると、私の落語家生活は師匠と酒との思い出が多いですね。局面局面にお酒がありました。お酒って本当にありがたいものです。
▼「独演会」11日16時=長野・上田映劇、7月8日18時=国立演芸場。「月亭方正 立川談慶 二人会」8月20日14時=長野市・北野文芸座。
▼発売中「なぜ与太郎は頭のいい人よりうまくいくのか」(日本実業出版社 税込み1512円)。落語をベースにしたビジネスエッセー。