酒豪番付では“東小結” 志垣太郎が語る勝新太郎との思い出

公開日: 更新日:

 今から40年以上前、週刊誌が「酒豪番付」を作成していた時代。横綱は酒豪としても鳴らした大スターの勝新太郎石原裕次郎がバリバリだった頃に、東小結に番付されたのがまだ20代そこそこの志垣太郎さん(65)。その酒豪伝説を。

 ◇  ◇  ◇

 当時はいったん飲み出したら1日3本。ビールじゃないよ。ジン、ウオツカ、日本酒……、お酒なら何でもボトルで3本は空けていたね。

 今と違ってあの頃はみんな仕事が終わるとお酒を飲んでワイワイやっていましたね。とくに僕はスタッフと飲むのが好きで、現場の後片付けが終わるまで待っていたくらい。飲み始めはだいたい撮影所のスタッフルーム。みんな時間もお金もなかったのでなかなか飲みに行けない。だから、監督が冷蔵庫に用意してくれているビールや日本酒を飲んでいた。

 僕の出番が早く終わった時には先にひとりで撮影所の近所の焼き鳥屋で飲んで待ちました。今みたいに携帯電話とかがないから、ちょくちょく様子をうかがいに戻って、助監督に何時くらいに終わりそうか聞くわけですよ。で、「あと30分くらい」と言われたら、焼き鳥屋に戻ってそこの親方に50本くらい、差し入れ用に焼いてもらう。そこから終電に間に合う時間まで約2、3時間、スタッフルームで飲んだ後、帰る人は電車。僕を含めた帰らない人は朝まで飲みに行くわけです。高級クラブなんかじゃなく、安い赤提灯みたいな飲み屋です。で、気がつくと3本くらい飲んでいました(笑い)。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 芸能のアクセスランキング

  1. 1

    石橋貴明のセクハラに芸能界のドンが一喝の過去…フジも「みなさんのおかげです」“保毛尾田保毛男”で一緒に悪ノリ

  2. 2

    清原果耶ついにスランプ脱出なるか? 坂口健太郎と“TBS火10”で再タッグ、「おかえりモネ」以来の共演に期待

  3. 3

    田中圭“まさかの二股"永野芽郁の裏切りにショック?…「第2の東出昌大」で払う不倫のツケ

  4. 4

    「とんねるず」石橋貴明に“セクハラ”発覚の裏で…相方の木梨憲武からの壮絶“パワハラ”を後輩芸人が暴露

  5. 5

    永野芽郁「二股不倫」報道で…《江頭で泣いてたとか怖すぎ》の声噴出 以前紹介された趣味はハーレーなどワイルド系

  1. 6

    永野芽郁“二股肉食不倫”の代償は20億円…田中圭を転がすオヤジキラーぶりにスポンサーの反応は?

  2. 7

    「ダウンタウンDX」終了で消えゆく松本軍団…FUJIWARA藤本敏史は炎上中で"ガヤ芸人"の今後は

  3. 8

    フジ経営陣から脱落か…“日枝体制の残滓”と名指しされた金光修氏と清水賢治氏に出回る「怪文書」

  4. 9

    大物の“後ろ盾”を失った指原莉乃がYouTubeで語った「芸能界辞めたい」「サシハラ後悔」の波紋

  5. 10

    のんが“改名騒動”以来11年ぶり民放ドラマ出演の背景…因縁の前事務所俳優とは共演NG懸念も

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「ダウンタウンDX」終了で消えゆく松本軍団…FUJIWARA藤本敏史は炎上中で"ガヤ芸人"の今後は

  2. 2

    大阪万博「遠足」堺市の小・中学校8割が辞退の衝撃…無料招待でも安全への懸念広がる

  3. 3

    のんが“改名騒動”以来11年ぶり民放ドラマ出演の背景…因縁の前事務所俳優とは共演NG懸念も

  4. 4

    フジ経営陣から脱落か…“日枝体制の残滓”と名指しされた金光修氏と清水賢治氏に出回る「怪文書」

  5. 5

    【萩原健一】ショーケンが見つめたライバル=沢田研二の「すごみ」

  1. 6

    中居正広氏の「性暴力」背景に旧ジャニーズとフジのズブズブ関係…“中絶スキャンダル封殺”で生まれた大いなる傲慢心

  2. 7

    木村拓哉の"身長サバ読み疑惑"が今春再燃した背景 すべての発端は故・メリー喜多川副社長の思いつき

  3. 8

    大物の“後ろ盾”を失った指原莉乃がYouTubeで語った「芸能界辞めたい」「サシハラ後悔」の波紋

  4. 9

    【独自】「もし断っていなければ献上されていた」発言で注目のアイドリング!!!元メンバーが語る 被害後すぐ警察に行ける人は少数である理由

  5. 10

    上沼恵美子&和田アキ子ら「芸能界のご意見番」不要論…フジテレビ問題で“昭和の悪しき伝統”一掃ムード