記憶なくても「楽しかった」 久本雅美が語る酒飲みの幸せ
バラエティー番組をメーンに、コメディータッチの舞台でも活躍中の久本雅美さん(58)。お酒大好き、日本酒には目がない。
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日本酒は最初、あまりいい印象はなかったんです。実家は大阪で、上京後は東京ヴォードヴィルショーを経て、若手メンバーとワハハ本舗(以下ワハハ)を立ち上げたのが26歳の時でね。この頃はホント、貧乏生活してましたから、飲むといっても「酔えればいい」って感じで、質のよくないお酒ばかり。何度、強烈な二日酔いで痛い目に遭ったことやら(笑い)。
そんな時、柴田理恵さんに高円寺の「田け」っていうご夫婦でやってる小料理屋さんに誘われまして、そこで出合ったのが「加賀の井」や「一ノ蔵」といった銘酒。「え、こんなおいしい日本酒があるの?」ってすごく感動したんです。それからですね、ワハハの公演やテレビのロケで地方へ行くと地酒を飲むようになったのは。
それで気がついたんですよ、おいしい日本酒が全国にあると。もちろん九州や沖縄だと焼酎がメーンになって、それはそれでおいしくいただいてるのですが、地方へ行くワクワク感に日本酒が加わり、楽しさの幅が広がりました。初めての場所、初めてのお店だと、お店や大将、ママさんのオススメをいただくようにしています。それが“看板”みたいなものですから、まず間違いはないんですよ。