アジャ・コングはブル中野と“ビール50本”が今もトラウマ
女子プロレス団体「OZ(オズ)アカデミー女子プロレス」所属の実力派ヒールレスラー、アジャ・コングさん(46)。「ワハハ本舗」にも所属し、タレントとしても多彩な顔を持つが、酒に関しては豪傑そのもの。
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私が最初に所属した全日本女子プロレスは、社則で「男、酒、たばこ」が禁じられていました。とはいっても、人目のあるところでおおっぴらに飲むのは厳禁でしたが、自己責任で試合に影響さえなければ多少は大目に見てくれてましたね。
それで私も20歳を過ぎて名前が売れてきた頃から、先輩たちに誘われて飲みに出かけるようになったんです。そのひとりが大相撲・浅香山親方(元大関・魁皇)夫人の西脇充子先輩です。
よくご一緒したのは六本木・芋洗坂にあった10人も入ったら満席になるスナック。ここは私たち女子プロレスラーが特別な視線で見られることがなかったので、すごく居心地がよかった。
ただ、常連さんは飲み助ばかり(笑い)。ボトル1本空けないと「ヘタレ!」って言われるぐらい。時には羽振りのいいお客さんが居合わせた人全員にボトルを1本ずつプレゼントして、全員で早飲み競争したりね。酒飲みにしか理解できないお遊びですが、私も面白がってよく参加しましたよ。