「自宅リビングのように」 吹越満が語る“行きつけ”の条件

公開日: 更新日:

 今やテレビドラマには欠かせないバイプレーヤーの吹越満さん(52)。大河ドラマからコメディーまで何でもこなす演技派にとって、酒は一日も欠かせない元気の源だ。

 ◇  ◇  ◇

 酒のよさは人と人の垣根を低くするとか、コミュニケーションを円滑にする、楽しい気分にしてくれるというのが一般的です。もちろんそれも認めますし、随分と恩恵も受けています。でも、僕の場合は、「芝居の演出や脚本、演技に役立ってる」と日々、実感してますね。

 今は8月24日から始まる舞台に向けて稽古に励んでいますが、毎日納得して一日を終わらせてるわけじゃない。不完全燃焼だったり、もう一工夫欲しいんだけど、スキッとした解答を得られず行き詰まるってことも往々にしてあるわけです。

 そんな時は、可能な限り場所を変えてスタッフとグラスを傾けながら、フリートークします。みんながみんな好き勝手に言ってるうちに、思わぬヒントが見つかったり、時にイレギュラーヒットになるようなアイデアがポロッと出てくる。翌日、冷静に考えたら見当外れだったり無理なこともあります。ただ、公演を少しでも良くしようという熱意が高まるし、共有できるものが大きい。これは表現方法を創作する僕らには、すごく有意義なんですね。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    フジテレビ問題でヒアリングを拒否したタレントU氏の行動…局員B氏、中居正広氏と調査報告書に頻出

  2. 2

    “3悪人”呼ばわりされた佐々木恭子アナは第三者委調査で名誉回復? フジテレビ「新たな爆弾」とは

  3. 3

    「かなり時代錯誤な」と発言したフジ渡辺和洋アナに「どの口が!」の声 コンパニオンと職場で“ゲス不倫”の過去

  4. 4

    中居正広氏「性暴力認定」でも擁護するファンの倒錯…「アイドル依存」「推し活」の恐怖

  5. 5

    「よしもと中堅芸人」がオンカジ書類送検で大量離脱…“一番もったいない”と関係者が嘆く芸人は?

  1. 6

    菊間千乃氏はフジテレビ会見の翌日、2度も番組欠席のナゼ…第三者委調査でOB・OGアナも窮地

  2. 7

    入場まで2時間待ち!大阪万博テストランを視察した地元市議が惨状訴える…協会はメディア取材認めず

  3. 8

    米国で国産米が5キロ3000円で売られているナゾ…備蓄米放出後も店頭在庫は枯渇状態なのに

  4. 9

    うつ病で参議員を3カ月で辞職…水道橋博士さんが語るノンビリ銭湯生活と政治への関心

  5. 10

    巨人本拠地3連敗の裏に「頭脳流出」…投手陣が不安視していた開幕前からの懸念が現実に