有名作も多数 “ボキャ天芸人”金谷ヒデユキは売れっ子声優
「左右の脇毛を赤白に塗り分け、昭和の歌番組『紅白歌のベストテン』のオープニング曲“真っ赤な太陽に~、ぽっかり白い雲~”っていう歌に合わせて脇を振ったら、ドスベリしました。ハハハ」
芸に危機感を覚え、実家にしまっていた2万円のモーリスのギターを引っ張り出し、歌ネタを考え始めた。
「中学時代にFのコードが押さえられなくて諦めたんですけど、押さえやすいコードを見つけて『いける!』ってなりまして。まともに弾けないうちから、音を出してオリジナル曲を作ったりしました」
歌ネタを武器に、20代後半からテレビに出始め、90年代に「ボキャブラ天国」に出演して脚光を浴びるようになった。
ボキャブラ時代は「月収200万円、年収およそ2000万円」とテレビで告白していた金谷さん。「成功してない」と謙遜しながらも、現在の稼ぎは「そんなに変わらない」という。
一発屋芸人も多い中、長く活躍する秘訣は?
「お笑いを捨てて音楽に専念した時、ぶっちゃけ失敗しました。そこで『声優をやらないか』って誘われて今に至ってます。結局、人の求めに応えるのが自分はうれしいんだなと最近思っていて、何かお願いされたら、なるべく断らずに『いいよ、やるよ』っていうスタンスを取ってます」
今後の目標は?
「最近は世間のムードが暗いから、それを何とかブチ壊したいという思いは強いです。だから、とにかくふざけたいですね、ハハハ!」