ついに死者まで…米セクハラ告発女優元マネ自殺の波紋
米大物映画プロデューサー、ハーベイ・ワインスタイン(65)が数十人の女優からセクハラで告発され、ハリウッドから追放された“事件”で、ついに自殺者が出てしまった。告発者の1人、米女優ローズ・マッゴーワン(44)の元マネジャーで、ワインスタインが設立した映画会社ミラマックスの重役だったジル・メシックさん(50)だ。
メシックさんは7日、ロサンゼルスの自宅で自殺。遺族がその事実を公表し、米誌「ハリウッド・リポーター」(8日付電子版)に声明を発表。自殺のきっかけは「ワインスタインとローズだ」と痛烈に批判した。
ローズは、当時23歳だった1997年、サンダンス映画祭で出演作が上映された際、ワインスタインからホテル内の一室に誘い込まれ、性的暴行を受けたと、昨年10月に告発。加えて「マネジャーにこのことを話したが、何もしてくれなかった」とメシックさんをもやり玉に挙げたのだ。
さらに先月末、メシックさんがワインスタインを守ったという内容のメールを、ワインスタインの弁護士が一方的に公表。遺族は、この2つがうつ病で苦しんでいたメシックさんを自殺に追いやったとしている。