登坂アナはなぜNHKで延命を セクハラもみ消す企業の手口
やっぱりか。1月11日にNHKを退職してフリーに転身した登坂淳一アナ(46)に降って湧いた古巣でのセクハラ疑惑。本人は否定するが、疑惑を報じた「週刊文春」の発売日に、起用が決まっていたフジの番組を自ら辞退している。そう思われても仕方ないだろう。
そこで気になるのが、NHKの情報管理能力。登坂アナをめぐっては「常習犯説」が浮上し、フジにまで波及。フジの現場では「女癖の悪い男を抜擢するのはマズイ」と起用に反対する人もいたという。それでもNHK時代は、視聴者には“麿”のイメージで“延命”を続けていた。ある意味、NHKの“情報管理能力”もスゴイだろう。
■「信用が命」の企業には致命傷
「私もそう思いました」と言うのは、ブラック企業アナリストの新田龍氏。セクハラやパワハラの被害者から相談を受けるお助けマンだ。
「私が相談を受けたケースの中には、大手損保のセクハラや4大法律事務所の一角での集団パワハラもあります。公共放送のNHKや損保、法律事務所などは、一般の企業以上に信用が命。そんな企業内でセクハラなどが起きると、イメージ対策で被害者の訴えはモミ消されやすい。“情報統制”が敷かれるのです」