セクハラか過剰反応か 資生堂CMなぜ中止に追い込まれた?
資生堂の化粧品ブランド「インテグレート」のCM中止が話題だ。このCMは「生き方が、これからの顔になる」編と「がんばってるを顔に出さない」編の2本。いずれも7日に中止された。
「生き方」編は小松菜奈ら女性3人が25歳の誕生会を開き、「今日からあんたは女の子じゃない」「カワイイという武器はもはやこの手にはない」と語る内容。ネット上で「女の価値は若さとかわいさだけなのか?」などと批判された。
「がんばってる」編は男性上司が女性社員に「今日もがんばってるね」と声をかけ、「それが顔に出ているうちはプロじゃない」とピシャリとやる筋書き。「男性が上から目線だ」などの声が上がった。
「25歳から大人の女性になりたいという人たちを応援しようというコンセプトで制作したCMです。当社への直接の批判はなく、ネットで批判されたのですが、真摯に受け止めて中止を決定しました」(資生堂広報部)
先月末、鹿児島県志布志市の「うな子」のPRビデオが「性差別だ」「カニバリズムだ」と批判され、中止に追い込まれた。今回の資生堂の件も過剰反応ではないか。