主演作で難役 中山美穂が公私で見せる“変幻自在”の女優力

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 それは1985年のドラマ「毎度おさわがせします」のツッパリ少女役から、映画「Love Letter」(岩井俊二監督)での一人二役まで、いろんな役柄を変幻自在に演じ分ける女優ならではのスキルだったのかも知れない。

「『蝶の眠り』での役どころは、50代の小説家。実年齢より高い上、遺伝性のアルツハイマーであることを知って、自らの人生の終焉と向き合うという難しい役柄に挑戦しています。神楽坂の赤城神社などほぼ全編ロケでの撮影では、チョン・ジェウン監督の繊細な演出に見事に応えていました」(映画関係者)

■元夫・辻仁成との結婚では……

 小泉今日子がこのほど独立した大手芸能プロの傘下の事務所に所属。芸能マスコミの間では、小泉ともども、この大手芸能プロ社長から最も寵愛を受けたタレントとして知られている。

「辻仁成との結婚では、社長にきちんと挨拶していなかったことを謝りに、美穂が事務所に来たことがあるんです。パリ在住の頃のことで、『ふざけるな、怒鳴りつけてやる』と社長が言っていたことから、周りも緊張して、灰皿が飛ぶんじゃないかとみられていたのですが、事務所の部屋に入ってくるなり『社長~ごめんね~』と美穂がにっこり笑って言うと、『ううん、いいんだよ』って。それでおしまい。周りもずっこけたというエピソードがあります。あんな振る舞い方ができるタレントはそうはいないでしょう」(事情通)

 亭主と息子を捨てて新恋人のもとに走ったことには批判が殺到したが、場面に応じていろんな“仮面”を使い分けるのも女優としての力量なのだろう。

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