お笑い界の“成功モデル”に?坊主頭の人気芸人が増えたナゾ
「バイきんぐ」の小峠や「千鳥」の大悟(写真)ら、いま人気絶頂のお笑い芸人に共通するのが坊主頭だ。
他にもメンズビオレのCMで菅田将暉と共演している「ハライチ」の沢部や、どつきツッコミで人気急上昇中の漫才コンビ「カミナリ」のボケ担当まなぶ、ピンではあばれる君やレイザーラモンRGら枚挙にいとまがない。なぜ坊主頭芸人が増えているのか。
元吉本興業の広報マンで芸人養成所「よしもとNSC」の開校にも携わった作家の竹中功氏に聞いた。
「かつてダウンタウンの人気にあやかってコンビ名に“ン”が付くと売れるというジンクスがありました。ナインティナイン、陣内智則、たむけん、ケンコバらがそう。しかし坊主頭については聞いたことがありませんね~。“髪のセットが面倒だ”という松本の言葉に感化された者もいるとは思いますが……」
そう言われると、ダウンタウンの松本人志も坊主頭。先駆けといっていい。やはり彼の影響か。
お笑いに詳しい明大講師の関修氏(心理学)は、「理想とする人と自分を同一視し、その考え方や行動を無意識にでも真似ることはよくあることです。“取り込み”といって、人間が成長する上では必要な行動です」と分析。