母と和解の松田聖子 娘・沙也加との“雪解け”はいつなのか
「沙也加さんの脳裏にはご自身の生い立ちのことが焼き付いて、今も離れないのでしょう」と前出の青山氏はこう言う。
「沙也加さんが小学生のときに聖子さんは神田正輝さんと離婚し、沙也加さんを日本に残して全米進出していった。沙也加さんは一子さんに預けられ、最も母の愛情や庇護が欲しかったときにそれがなく、幼い沙也加さんが暗くなるまでひとりローラーブレードをつけて遊ぶ姿を見たことがあります。ご近所の方が心配して、ジュースか何か差し出していました。沙也加さんが何度も転校した揚げ句、友だちをつくることすらままならなかった定時制高校を頑張って卒業したときも、その卒業式にすら聖子さんは出席しなかった。そういう思い出、孤独を自分の子供にさせるわけにはいかないと思ったのでしょう」
その思いを夫に語ったところ、「それならば自分は家族ってものを守っていく人生にシフトチェンジする。表に出ない仕事で支えるから」と言われ感謝したという沙也加。
「結婚後、沙也加さんは『ファンティック』からも独立しています。母聖子さんとの雪解けは、あるとしても、まだ先になりそうですね」(青山氏)
“母娘”の断絶と修復。憎悪と抱擁の歴史は繰り返されている。