X JAPANと異なる魅力発揮 Toshlが迎えた充実と実りの50代
バラエティー番組でブレーク中のX JAPANのボーカルToshl(52)が、この秋リリースする初のカバーアルバムが話題だ。荒井由実「ひこうき雲」、中島みゆき「糸」、松田聖子「赤いスイートピー」と名曲が並び、アンジェラ・アキ「手紙~拝啓 十五の君へ」、AKB48「365日の紙飛行機」など若者に人気の楽曲も含む全10曲。Xでお馴染みの高音でのシャウトのイメージとはまるで違う。
発売元のユニバーサルミュージックによると、「自分の作品を世に残したい」と言っていたToshlをサポートする形で企画が立ち上がったそうで、本人のこんなコメントを発表した。
「念願だったカバーアルバム。本当に嬉しく思います。これまで自分の人生の中で感動した曲、涙した曲、救ってもらった曲、また歌いたかった曲を厳選して魂を込めて歌わせて頂きました」
芸能プロデューサーの野島茂朗氏は言う。
「もともとToshlはフォーク少年でした。千葉県館山市の県立進学校で同級生だったYOSHIKIの影響で、ヘビーメタルに走った。そのYOSHIKIのプロデュースによって、第一線で活躍してきましたけれど、50代を迎え、本来の自分の趣向や願望に立ち戻っているのでしょう。声質は歌謡曲寄りですし、ヘビメタでは一辺倒になりがちな歌い方をもとに戻し、より楽曲の良さを伝えようとボイストレーニングにも励んでいるそうです」